xízía. (こんにちは。)第二課やっていこう。
えっちょっと待って前回の復習まだしてない
そう言って待つと数ヶ月から一年待つのがjekto.vatimelijuなので、猶予を与えずに復習テストを課させてもらう。第一問。bhátabháを書け。
えーとbhá …えっと
ta。
えーとあれ?えー…
…
あーそうだリパーシェのtと骨格が同じだから、これでta。
本当に復習してないということがよーくわかった。
で最後にもう一回bháを書いて、
上にナウトゥホーマー・エーを書いて、完成。
第二問。人称代名詞bháは一人称複数だが、これは聞き手を含むか、それとも含まないか。
含まない。
第三問。バート文字においては、字に符号をなにも付けない場合は母音aが伴う。母音を伴わせなくする記号の名前を仮名転写して答えよ。また、その記号をtに付与して書け。
アウマカーター・ロード。えーtの下に書くと、
バート語には感嘆符がないから、一単語でtと書いて感嘆符の代わりにするのよな。
第四問。動詞の語幹につく-abháの文法的意味を説明せよ。また、これにより動詞bhát-の意味のうちどれが、bhátabháという形になることで排除されるかを説明せよ。
三人称男性終止詞をつくる接尾辞。動詞bhát-には動作動詞「喋る」と状態動詞「~(対格)という言語を話せる」の両方があるが、状態動詞は終止詞になれないので「~(対格)という言語を話せる」は排除される。
おまけ。bhá bhátáというフレーズは文としても名詞句としても一見解釈できるが、片方で解釈すると文法的に誤りである。それぞれでの解釈と、片方において文法的な誤りの箇所を指摘せよ。
えっこれ前回やってないよね
そう。だからこそおまけ。これぐらいはできるでしょ、jekto.vatimeliju?
いやまあできるけどさ。えーbháには形容詞「すべての」もあれば代名詞「一人称複数(除外)」もある。bhátáは「バート人(複数)」。代名詞であれば、名詞が二つ並ぶので「私たち(聞き手を含まない)はバート人(複数)である」となって文意が通る。一方、形容詞であれば「すべてのバート人(複数)」となってこれまた良さそうに見えるが、バート語においては多数性を明示する修飾語がある場合に意味上は複数であっても名詞は単数形になるという文法規則があり、これに抵触するのでダメ。
復習もしたので、第二課やっていこう。
えっ復習の採点は。
bhの点は丸の左上または左下。右には来ない。
あれ、そうだっけ
常に詰めが甘い。あ、点の位置以外は問題ない。さて第二課。
はい。
今回学ぶ単語はhorabát「文化」。次のように書く。
(hoとraの間、理想を言えば少々カーニングしたいな…Haarさんに頼み込んでみるか?しかしそもそもブラウザがカーニングに対応していたりいなかったりするらしいし)
後ろの2字はbhátから点を取り除いてbát、となると残り二つがhoとraよな。で、oはたしか左から掛かる母音なんだっけ。
バート文字には「子音はナウトゥホーマー・エーより上に出ない」という大原則があるので、そこからもの方が母音であることが分かる。
えーがh、がo、がr。リパーシェとの見た目も大きく異なるし覚えづらいなぁ。
気合で覚えよう。
気合かぁ。
さて、今回の練習問題は…
bho。
意味も答えること。
えーと、アイル共和国国歌「冠光」(ehaihomá kád)のパイグ語歌詞
io_ai₂ a aik₂-∅ bo₁ be₁ nim₂-∅
王冠 GEN 光-NOM 満たす 全ての 民族-ACC
王冠の光が全ての民族を満たす。
のbo₁と同根だから、「満たす」という動詞で、その命令形か。
「満たす」じゃなくて「満たしている」。状態動詞。
あっ。
次の問題。
えーと「風邪」「感染症」だっけ。が「風」だっけ?
共に正解。次。
bohabhá。「彼は行く」。
háta、布。
horabohabáta。えーっと「記録…」…あれ-aboh-ってどういう意味の補助動詞だっけ。
「〜しようとしている」「〜するつもりである」。
なるほど。状態動詞の過去分詞だから、「彼は記録しようとしている」か。
ということで、今回も様々な課題を出すことができた。今回質問したやつは次回までに全部把握してくるように。
そういえば、さっきのio ai₂ a aik₂ bo₁ be₁ nim₂だけど。
はぁ。
あっ。
「kádがkadになっている」を除いても更に二重の誤りがある。それは何か。
まずbháの直後は単数なのでbhá nímaṣináではなくbhá nímaṣi。次に、そもそも複数後置格にhínaが後続する場合は義務的な縮約が起こる。
縮約すると、具体的に *nímaṣiná hína はどんな形になる?
…えーっとnímaṣínaだっけ。
正解。